バンコク学生日報

バンコクに一年間留学している大学4年生。バンコクでの生活、旅行記、タマサート留学生とバックパッカーにむけた旅情報などをゆるく書いていきます。

バンコクの交通事情【バス編】

サワディーカ!

 

日ごろから使うバンコクの交通機関について書いていきます。

今回はバスです。

 

 

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バンコクでは日本と違い、鉄道網がとても未熟。

なのでバンコクでバスを乗りこなすことができると、お金の節約もできるし、いろいろなところに簡単に行けるようになります。

とはいえ、海外のバスはどこに行っても使うのが難しいのは事実です。

ってことで、バスの乗り方を紹介していきましょう。

 

その1 バスの種類

まず、タイではエアコンの有無、またバスの新しさによっても値段が違います。

 

一番安いのが、赤いエアコン無バス。

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全区間同一6.5バーツ。(約20円)公営っぽいです。激安です。

 窓は全開放。

 

次が赤以外のエアコン無バス

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全区間同一9バーツ。(約30円)

ピンクや、オレンジのミニバスに多いです。

 

そしてエアコン有バス

 

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距離制11~23バーツ。(約35~80円)

黄色やオレンジがメインです。 だいたいの区間は13バーツくらいです。

よりきれいで、長く乗ると寒いくらいです。

 

ドケチの僕は、エアコン無のが安いのでわざわざエアコン無バスが来るのを待つなんてこともあります。

(比較的長い移動の時は暑さに背中が蒸れてくるのでおススメしません)

 また、高速道路を通ったりすると値が上がるそうですが、そういう機会は多くないと思うので無視していいでしょう。(おい)

 

系統数はバンコクだけで200を超えています。

まず、行き先が英語で書いてあるバスはほとんどありません。

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たまにこんな感じであるんですけどね。

 

サイアムとカオサン通りを結ぶバスは15番、といったようにルートが決まっています。

なので当然使いたいバスの番号を知る必要があるわけです。

 

その際に便利なのが、これです。

 「目の前のバスの行き先が5秒でわかる バンコクバス路線図」

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実際15秒くらいかかります。使い古してボロボロ。

 

サイアムのセントラルワールドの「紀伊國屋書店」で購入しました。

番号がわかりやすく非常に便利です。

  

その2 乗り方

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日本とは乗り方がかなり違うと思います。

例えば日本なら自分一人がバス停の椅子に座ってケータイをいじって待っていても、バスはウィンカーを鳴らして止まってくれるでしょう。

いいですか、海外ではこんなに親切なことはありません。

確かに、大人数が待つようなバス停ではバスは必ず止まってくれます。

しかし僕一人が待っているような場合、手を振ったのにそのまま通過、なんてこともありました。

なので特に人が少ない場合は、いつバスが来るか全神経を張り巡らせて待たなくてはなりません。(少し大げさです)

 

また、時刻表なるものは存在しません。(あったとしても認識してません)

ただ、ある程度需要のあるバスは5-10分に一本程度は走っているので問題ありません。

しかし、たとえば僕の家から大学を通るバスは20分待っても来ないことがあるので、あまり使い物になりません。(授業ぎりぎりになることが多いので)

まああったとしてもひどい渋滞で時間通り運行されることはないんでしょうね。

 

ということで、いつ来るかわからないバスをのんびり待つのがタイスタイルです。

 

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みんなで待ってます。

 

その3 運賃の払い方

これもまた日本と違って戸惑ったところです。

バスに乗っても、日本のような支払いマシーンなるものはありません。

間違ってもSuicaなぞを片手に乗り込んではいけません

そのかわり、熟練おばちゃん車掌が集金をしています。

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(この時はお兄さんでした。レアケースです。)

長い筒状の箱を持ってカンカンやっています。

乗るとしばらくして座っている自分のもとにやってくるので、

行き先を伝えて(エアコン有バスの場合のみ)、指示されたお金を払います

そうするとカンカン箱から器用な手つきでおつりと切符を取り出し渡してくれます。

(この手つきは独特の熟練具合で見とれてしまします)

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このお兄さんはまだ若く、修業が足りてないので手つきがぎこちない

 

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切符はちっちゃい紙ぺら

 

困難なのは、おばちゃんは英語なぞは話せないひとが多いことです。

なので行き先の名前がわからなかったり、タイ語で数字がわからなかったりすると

最初はしどろもどろしてしまいます。

まあ最初は自分が行きたい場所の名前を言って20バーツくらい渡しておきましょう。ぼったくられることもなくおつりをくれると思います。

ちなみに行き先を言って、乗り間違えていた時にはおばちゃんが次乗るべきバスを教えてくれて、運賃を徴収せずに下ろしてくれます。おばちゃん女神か。

 

その4 降り方

さて、正しいバスに乗ったからと言って安心できません。

タイのバスにはアナウンスや電光掲示板もないのです。

つまり初めての場合はどこが降りるバス停なのか目を光らせていないといけないわけです。

また、日本のようにブザーもありません。

なので、降りる際にはバスのドアの前に立っていないと運転手さんは止まってくれないんです。

 

まあ降りるのに一番簡単な方法としては、グーグルマップ大先生の示す位置と行き先を照らし合わせながら降りるべきバス停を待つのがいいのかと思います。

あとはおばちゃんに「セントラルピンクラオ(デパートの名前)OK?OK?」と狂ったように何度も行き先を強調して確認しておけば降りる場所で教えてくれるはずです。

まあ、サイアムや王宮といったある程度有名なところで降りる場合は他の人もたくさん降りるので何とかなると思います。

 

さいごに

かなり長くなりましたが、一回使えばすぐ慣れます。

観光地でない場所でエアコン無バスに1人で乗るとタイの日常生活に溶け込んだような気になれるのでおススメです。

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ぜひ試してみてください。