タイ大学アンケート調査に行ってきた【インターン報告】
サワディーカ!
僕はいま6月から8月半ばまでの2か月半の夏休みを満喫しております。
僕のブログを見て「こいつは旅行しかしてないじゃねえか」と思うかもしれません。
が、実は6月半ばより、SNSマーケティングをする日系のスタートアップ企業でインターンをさせてもらっています。
インターンでやりたいプロジェクトの過程で、タイ大学生へのインタビューを行っいました。今回はその詳細を書いていこうと思います。
手順はこんな感じ
①アンケート項目を考え、英語に翻訳
②タイ人の友人とスタッフに翻訳してもらい、チェックを受ける。
③翻訳してもらった項目をもとにアンケートをGoogle form で作成
④作ったアンケートのQRコードを作成、スクリーンショットする。
⑤タイ人の友人と大学に行き、学生に解答をお願いする。
⑥結果を集計
内容
あまり詳しくは書きませんが。タイ人がインターンシップにいかに、どの程度興味があるか、という趣旨で質問を作りました。質問は大学・学部などの情報に加えて10題。選択肢で作りました。
目標
・4大学を回り、各大学最低25人ずつ集計。
・さまざまな学部の棟に行き、多様な学生から話を聞く。
・自分の大学であるタマサート大学の学生については、友人経由でFBで拡散して解答してもらう。
過程
アンケート製作過程
タイ人の友人が翻訳してくれた文章を、ライターもしているタイ人スタッフの人に見てもらいました。
僕はその翻訳された文章をGoogleFormに貼りつけて行き、さらにチェックしてもらってアンケートは完成です。(作成者が読んで理解できないアンケートが完成しました笑)
大学に行く!
今回はチュラロンコン大学・シーナカリンウィロート大学・カセサート大学・キングモンクット大学North Bangkok校に行ってきました。
1.チュラロンコン大学(Chulalongkorn University)
まず手始めに、タマサートの永遠のライバル、チュラロンコン大学(以下チュラ大)に行ってきました。
ここはタイの大学の中では最も古く、最も権威の高い大学です。タイでは東大にあたります。立地も中心地サイアムのすぐ南側にあり、文句なしです。この大学はすべての学部が一つのキャンパスに集まっていることが売りでもあります。大学は広いので、構内に何路線かのバスが走っています。
最初のアンケート大学なので、やや緊張しました。歩いている人には聞きにくいので、椅子に座っている人を狙うことにしました。
まずは友達にタイ語で話しかけてもらいます。僕の英語が下手くそなことも相まって最初はやや怪訝な顔をされますが、無事応じてくれました。
それから近くにいる人を数人やってから、自分も英語でやってみます。
さすがタイの東大、英語を理解してすぐにやってくれる人が多いです。
Faculty of Arts(人文学部?)、Communication Arts、Engineeringを中心に聞きました。
2.シーナカリンウィロート大学(Srinakharinwirot University)
次に行ったのが、アソーク通りにあるシーナカリン大学です。
ここは演劇など芸術系が強い大学です。国立大学ということで、レベルは低くないですが、やはりチュラロンコンなどと比べると落ちます。
構内でダンスや演劇の練習に取り組んでいる人が多かったです。
ダンスをしているような人は、インターンにはまったく興味なし、って感じの人が多く、数を集めるのに最も苦労しました。
また、英語を話せる人はチュラロンコンに比べて圧倒的に少なかく、英語で話すとすごい怪訝な顔をされたので、タイ人の友人に頼ってばかりで苦労しました。
3.カセサート大学(Kasetsart University)
カセサート大学はBTSモーチットのさらに北にあります。ここもチュラやタマサートに負けず劣らずいい国立大学です。ここのキャンパスはかなり広いため、キャンパス内の移動にはでかい版キャディカートみたいなもので移動できます。
チュラロンコン同様さまざまな学部があります。
ここは英語通じる割合が比較的高かったです。Faculty of Engneer を中心に、いくつかの学部の食堂で聞きました。
4.王立モンクット大学北バンコク校(King's Mongkut University North Bangkok)
ここは理系学部メインの大学です。MRTバンス―Junctionからバスに乗って行きました。技術系、エンジニア志望の学生に話を聞きたくて選びました。
技術系大学というだけあって、校舎がスタイリッシュでかっこよかったです。
これよりもう少しかっこいいのありました。
ここも英語が通じる割合はかなり低かったです。友だちによると、エンジニア専攻の学生は、語学にあまり触れない、もしくは語学から逃げている人が多いとのことです。僕が数学嫌いなのと同じですね。
ここは午後6時前に行ったので学生がちゃんといるか心配でしたが、なんとか目標の25人にお願いすることが出来ました。
結果
ある程度自分が推測したような結果が得られました。
100人にQRコードを提示して、91人から回答が得られました。
また、FBでの拡散によってFB経由でタマサート大学を中心に70人ほどの解答が集まりました。
課題と感想
1.予想以上に協力的
趣旨を説明すると、みな心よく(一部面倒くさそうな顔をしながらも)アンケートに答えてくれました。
確かに、一部の人にはスマホの電池が足りないから、という理由で断られました。その中にはほんとに電池がない人も、やりたくない人も両方いたと思います。
でも基本的に多くの学生は話が伝われば解答を承諾してくれました。QRコードをスキャンしてもらった人数の9割以上がしっかり最後の質問まで答えてくれました。
2.タイ語が話せないと厳しい
タイの大学に乗り込むのに、赤ちゃんレベルのタイ語しか話せない僕一人で行ったら相当しんどかったと思います。ましてや英語も上手ではないし。
チュラロンコンのような一流大学ならまだいいです。が、レベルが中堅以下になると英語話者へのアレルギーも強いのか、話しかけても怪訝な顔をされることが多かったです。
また、回答しやすいようにすべてタイ語で設問を作ったために、自分があとから集計するのがかなり大変でした。記述項目の部分は、タイ人の友人の助けを得ながら翻訳していき ました。
3.質問内容の問題
このアンケート結果をインターンつながりの企業家の方に見せたところ、「質問の仕方は適切なのか」との意見をいただきました。
タイ人はやや調子がいいところがあるので、「インターンに興味はあるか」という質問をした際、に、多くの人は大して興味がなくても「ある」と答えてしまうのではないかということです。要するに、質問が誘導的になっていたことが否めません。
4.回るのが大変
交通渋滞がひどいので、各地に点々としている大学を回るのは簡単ではありませんでした。特に夕方は車があまり動かないので。移動に半分くらいの時間を取られたような気がします。鉄道沿いにある大学を狙えば比較的簡単になるかもしれません。
さいごに
Webでアンケートを頑張って拡散することは可能だったと思いますが,実際に大学に行って学生の様子や雰囲気をを見ることができたことでより情報が生きた形で手に入ったと思います。