バンコクの交通事情【チャオプラヤ川編】
サワディーカ!
交通機関第4弾は、舟です。
これまた日本ではあまり使わないですが、バンコクでは使う頻度ははるかに高いです。
バンコクにはチャオプラヤ川という曲がりくねった川が流れており、川を渡る、もしくは川を使って移動するためによく舟に乗ります。
その1 渡し舟
チャオプラヤの川幅は広く、また日本のように河川敷は全くないのが特徴です。
川幅の広く、橋の数も多くないので川を渡るのに渡し舟を使うことは川沿い住民にとって基本です。
料金はたったの3バーツ。乗る前か降りた先の港でお金を払います。
ワットプラケオがあるTha chanの港からは、対岸にあるシリラート病院まで行けます。
渡し船は四角くてかわいらしい。
川を上り下りする船を避けながら川の対岸まで渡る必要があるため、かなり小回りが利きます。
たまにひやっとします笑
その2 チャオプラヤエクスプレス
Chao Phraya Express Boatは、チャオプラヤ川沿いにある港を上り下りしていくボートです。
日本だと川の船はほとんど観光目的で、移動するために船に乗ることは滅多にありませんが、渋滞が激しいタイではある程度かかる時間が安定している乗り物として立派な移動手段です。
①船着場と乗り方
チャオプラヤ川沿いにはかなり多くの駅が設けられていて、それぞれの駅からボートに乗れます。
チャオプラヤ川は昔から重要な交易のルートであったため、周りには重要な施設が多いです。
なのでこれでもかというほどにバンコクの観光名所の近くを通ります。
では代表的な駅とそこから行ける観光地を書いていきます。
・N13 Phra Artit
カオサン通り
→バックパッカー宿とバー街。
・N12 Phra Pin klao bridge
3J court(学生寮)
→ タマサート大などの学生寮がすぐ近くにある。
・N10 Wang Lang
シリラート病院・博物館
→シリラート病院の中にある博物館では赤ちゃんや死刑囚の死体などが飾られているかなりグロテスクな博物館がある。
・N☆ Maharaj
マハラート・タマサート大学
→川沿いの狭い通りを北に向かうとタマサート大
・N9 Tha Chan
ワットプラケオ・王宮
・N8 Tha Tien
ワットポー(涅槃仏)・ワットアルン
→ワットアルンは着いたら渡し船で対岸に向かう
・N5 Rajichawongse
中華街(ヤワラート通り)
・N4 Marine department
国鉄・MRTフアランポーン駅
→駅まではやや距離があるのでタクシーを使わないとしんどい。
・CP Sathorn
BTSサパーンタクシン駅・アジアティーク
→メインの乗り場。おしゃれなショッピングモールがあるAsiatique The Riverfront(アジアティーク)へは、サトーンで無料のシャトル船に乗り換えられる。
中華街に近いRajivhawongseの船着場。
船が来たらガツガツ乗り込みましょう。
②船の種類
チャオプラヤエクスプレスにはいくつか種類があります。
オレンジは停車駅が多めで、黄色と緑は停車駅が少なめの急行線です。水色は観光用で高いです。
停車駅マップはこんな感じです。
日中でもそれぞれ20分に一本くらいは運転しているみたいです。
旗は船の後ろについています。
これで種類を見分けましょう。
運行時間は6:00-19:00頃までと、最終便がやや早いのがネックです。
③運賃の払い方
船に乗る前に船着場で払うか、船の中で払います。運賃は13バーツ〜で、距離と種類によって変わっていきます。あまりに混んでいるときは払わずにそのまま降りられちゃうこともあります。
④景色を楽しむ
川沿いには重要な見所が多いので、景色を見ているだけでも飽きません。
沈む夕日とワットアルン(暁の寺)。
ワットプラケオ(王宮)の方からサパーンタクシンへ向けて船に乗ると、右側にはある程度整備された河岸があるのに対して、左側は東南アジアらしい、むき出しの河岸で、左右で全く景色が違うことに気づきます。
くぐる橋の1つであるSaphan phut(Memorial Bridge)も綺麗です。
メモリアルブリッジの駅で降りるとナイトマーケットがやっていたりします。
橋からの夕日も素敵です。
サトーン駅を降りると、アジア金融危機以降建設が止まったままだというゴーストタワーが見えます。かつては上まで登れたらしいですが、今は立ち入りができないようです。
さいごに
時間に余裕がない人は、かなり高いですがロングテールボートというTAXIボートに乗るのもいいでしょう。
料金は行き先と時間、人数によって交渉制です。
このように、単に移動できるだけではなく景色や現地の雰囲気を楽しみながら進めるのでバンコクに来たら船に乗るのをオススメします。