バンコク学生日報

バンコクに一年間留学している大学4年生。バンコクでの生活、旅行記、タマサート留学生とバックパッカーにむけた旅情報などをゆるく書いていきます。

マレーシアへ鉄道国境越え【ハートヤイ➡バタワース乗車】

サワディーカ!

 

今回マレーシア旅行でタイからマレーシアに渡る際、列車で陸路移動をしました。

列車での国境越え

バンコクから

バンコクからはフアランポーン14時45発、マレーシアのペナンバタワース行きの国際列車に乗ることができます。バタワース到着は翌日の13時なので、ほぼ丸一日かかります。運賃は二等寝台下段で1210バーツ(3700円くらい)

長い車両のうち終点のバタワースまで行くのはたったの2両で、残りはハジャイで切り離されていました。ということで乗れる人の数がかなり少ないので、ハイシーズンであれば一週間前には取っておくのが無難かもしれません。

ハートヤイから

タイ南部のハートヤイ(ハジャイ)からは、朝到着する上記のバンコク発の電車に乗ることができます。僕は旅の過程でハジャイにいたので、これに乗りました。

 

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ハジャイには6:35に入線。

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他の車両を切り離してから7時に出発します。

予約は必要なく、当日購入でオッケーです。バタワースまでのチケットは買うことができず、途中の国境駅、ダンベサールまでしか買えない、駅員にと言われてしまいました。チケットは272バーツ。(結局マレーシアの鉄道では切符を買わずに降りられました)

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自分の席はないので、列車に乗り込むと夜行寝台で乗ってきた人たちに一緒に席に座らせてもらいます。

国境のバタンペサール駅に着く直前に、車内で換金商がいました。レートを調べてこなかったのでやめておきました。バタワース駅に着くまでお金は必要ないので、替えなくても大丈夫だと思います。レートは若干ですが悪いと思うので、替えるなら最小限がいいでしょう。

ダンベサール駅で出入国

ハジャイを出ると一時間ほどでタイ・マレーシア国境のパダンベサール(Padan Besar)駅に着きます。

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駅はすでにマレーシアの鉄道規格になっているため、タイの床が低い列車は合わず。「列車から降りる」というよりは、「ホームに登る」という感じでした。笑

入国審査場はかなり簡単なつくりです。うまく目をごまかせば簡単に不法滞在できてしまいそうです。笑

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乗客が列に並ぶ前に並んでしまえば20分かからずにタイ出国およびマレーシア入国の手続きができてしまいます。

免税店もありました。特段買えそうなものはないです。

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さて、手続きが終わると僕が乗ってきた夜行列車はいなくなっていました。どうしたものか、と思っていたら、どうやら隣のホームにいるマレーシアの電車ETSに乗り換えるようです。

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夜行列車にBangkok-Butterworthと書いてあったので、てっきりそのまま乗っていけるかと思っていたのですが、そうでないようです。

マレーシアはタイより1時間早く進んでいるので、ここで時計を一時間進めましょう。

バタワース行きは到着後一時間、タイ時間の9時。マレー時間の10時に出発します。

 

進むマレー、遅れるタイ

おそらくバタワースまでであれば景観的な違いには大差はないと思いますが、鉄道のシステムは大きく違い、驚きました。

タイの鉄道は依然電化されておらず、機関車が客車を牽引する形で運行しています。

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↑タイの機関車

しかしマレーシアでは西岸の路線は北の端バタンペサールから少なくともクアラルンプールまでは電化されていました。線路もきれいで新しく、タイの鉄道より早いことは確実です。

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↑マレーシアのETS

実際バタワースまでは3時間、かなり高速で走っていました。

 

Butterworth到着

いくつか駅に停車していき、バタワースには3時間で到着します。きっちり定刻でした。

短い車両にも関わらず、常にがっつり一両分女性専用車があります。

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マレーシアでも痴漢が多いのでしょうか。それともムスリムの女性観に関連したものでしょうか。

 

バタワース駅を出ると換金所があるようです。

バタワース駅からは、駅から徒歩5分ほどにある港から対岸のペナン島にフェリーで向かうことができます。

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運賃は1.2リンギット(35円くらい)20-30分に1本の間隔で、対岸まで20分かかります。

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ペナン島での旅の続きはこちら

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おまけ ハジャイの宿【Hat Yai Youth Hostel】

ハートヤイでは、一番安かったHat Yai Backpackersというホステルを予約していたのですが、行ってみると水まわりの不調と南京虫で泊まれないと張り紙があったので、張り紙に書いてあったHat Yai Youth Hostelに泊まりに行きました。

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ロビーはやや狭いですが、スタッフは英語を話せ、中は清潔でした。

朝ごはんに食パンとコーヒーが用意されている上に、頼めばドライヤーも使えるそうです。DVDもたくさん置いてあったのでお願いすれば見せてくれると思います。

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基本的に内装は白でシンプルなデザインでした。Hat yai Backpackers の予約内容でそのまま泊まれたため、6ベッドルームで1ベッド1泊255バーツで泊まれました。

Hat yaiにはバンコクチェンマイのようにさらに安いホステルを見つけるのは難しいと思います。

 

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熱を出してしまったのでこのベッドで一晩寝ていました。体調が悪いなら一人部屋を取ればよかったと後悔しました。

 

ハジャイの通りで宿を探しているときにLegacy Guest houseというこんなおしゃれなホステルを見つけました。ここはシングルルームで550バーツからだそうです。

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さいごに

日本では体験できない陸路国境移動。少しずつ変わる国と国の違いを見ながら進んでいくのはなかなか面白いと思います。マレーシアとタイを同時に回る方はぜひ挑戦ほしいと思います。