ゴルフ場売り込みのブースに突っ込まれて奮闘した話【TGTMパタヤ】
サワディーカ!
学校が始まりやや忙しくなり、長らく投稿ができていませんでした。
今回は8月頭に書き上げていたお仕事体験談の記事を投稿忘れていたので、そのまま投稿しちゃいます。
タイにインターンに来ている友だちに、手伝ってほしい仕事があると言われて、パタヤにゴルフ関連の仕事を手伝いに行ってきました。
今回はそこでの自分の奮闘記を書いていきます。
この仕事は、友人の知り合いで、タイ日のゴルフインバウンド・アウトバウンドに関わる日本人のAさんに仕事を紹介してもらったのがきっかけです。
下準備
ひとまず別日に日本人のAさんに一度お会いして簡単にやるべき内容を聞きました。
僕はほとんど何も調べずに行ったので、「そんな覚悟じゃケガするぞ」、と怒られ反省しました。
概要として
①TGTM(Thailand Golf Trabel Mart)というタイのゴルフ場・ホテルと外国のゴルフツーリズム会社をつなぐイベントに二日間参加。
②Phoenix Goldというパタヤのゴルフ場でKing's cup という大会が開かれるため、TGTMのためのスタッフが不足しているため、TGTMでPhoenixのブースでサポートとして英語応対でお手伝いする。
③PhoenixはSupplierとして、ゴルフ場を売り出す。目標は、「0を1に変える」こと。つまり、新たなBuyerの顧客(ツーリズム会社)をゲットすること、
④そのためのゴルフ場の特徴・価格などを事前に調べておく。
という内容でした。
おしごと本番
会場へ
当日は、朝5:30に起きて1人でバスでパタヤに向かいました。
イベント会場はDusit Thaniという高級リゾートホテルです。
イベントが、自分の想像より、でかい。
かなり高級感あふれる紳士やマダムたちばかりです。そうした場所にリュックサックを背負った顔面年齢16歳の小僧が乗り込んでいくわけです。場違い感がありまくりでした。内心なかなかビビッていました。
会場入り口の受付はこんな感じです。
ここでAさんと友人と合流しました。そこで話を聞いて僕のやるべき仕事を聞いて冷や汗がたらり。
どうやら
①ゴルフ場のスタッフは忙しいため誰もこない。
②のでブースには一人で入って説明(他のスタッフはいない)
③15分に一件、計10件以上のアポイントがすでに決められている
とのこと。
いやちょっと待て、俺ってサポートじゃないの?!!
どうやら、ひとりでいろいろしなきゃいけないようです。英語に不安がないでもない上に、ブースに入るなどしたことないので、
資料を受けとる
ここで、自分が説明するのに使うPhoenix Goldのパンフレットと、コースの写真入りDVD、担当する予定だった方の名刺を受け取りました。要するにこれを使ってPhoenixのことを説明しろということです。
Speed-dating
ひとまず、練習して来いとのことで、午前中の1時間半はSpeed dateingという、Buyerに逆商談を仕掛けるSpeed-datingに放りこまれました。
これがSpeed dateing会場。100以上のミニブースがあり、各国からの旅行会社やゴルフ関係会社の方たくさん待っていました。
ひとまず勝手が全く分からないので、ぐるっと回って様子を観察しました。
どうやら、Supplier(タイゴルフ場側)がBuyer(旅行会社)に話しかけて、自身のゴルフ場やホテルを売り込んでいくようです。まずブースに行ったら、自己紹介から初めて名刺交換をします。そこから自社の説明を始めるか、相手の求める内容を聞く、という流れが基本であることがわかりました。
ひとまず自分はPhoenixゴルフ場の知識が不足していることに気づいたので、一度Phoenixのことを調べなおしてから出直しました。
戻ると商談も活気を増していました。
なかなか怖くて最初の一歩が踏み出せません。うだうだしていると、インド人のSellerの人が逆に話しかけてくれました。
彼は世界中のゴルフ場を集めて紹介するようなメディアを作りたいらしく、あなたのゴルフ場の情報も載せさせてほしいとのことでした。ここで自分のゴルフ場の説明も拙いながらもなんとか終わらせました。なんとか一回話してみたことで感触がわかり、ようやく他の人にも話しかけてみようという気になってきました。
いくつかのブースで話をしに行ってみました。僕みたいなガキが話に来て、興味はないと冷たく追いやる人もいましたが、丁寧に話を聞いてくれる人もい
会社の違いなどわからないし、僕はモチベーションを保つために綺麗な人が担当しているブースのみを狙い撃ちにする、という作戦をとりました。
こうして美女と話す合法的な理由を得られました。美女相手なら微妙な顔をされようとも気持ちいいです。
10数人と名刺を交換してひとまず終えました。ブースで話す練習になり、なんとなく何を説明すればいいかもわかったのでここでだいぶ不安はなくなりました。
ランチタイム
この会場がすごいところは、常に軽食が用意されている上に、毎回の食事がおいしいビュッフェで出されるところです。
タイ料理と洋風メニューが中心。デザートもあり。これはうれしい。
海に面したビュッフェで景色は最高です。いつかこんなホテルに家族連れて泊まれるようになりてえ。
ちなみにAさんとインターンの友だちは忙しそうだったので、周りがグループで話している中一人で食べていました。これは少しメンタルきた。
Appointment Session
午後はようやくAppointment sessionでメインのブース説明です。
なにやらこちらは本番なので、会場はかなり広くなり、ブースもかなりしっかりしています。
資料を出したりして、自分のブースもこんな感じに整えました。なんかそれっぽくなってきました。
ここでは、自分のゴルフ場の設備や場所などを、新たなゴルフ場を開拓したいBuyerに説明して、魅力的だと思ってもらえれば成功です。
13時になって、商談開始です。
めちゃくちゃにぎわっています。先ほど言ったようにアポイントメントの時間は決められていますが、合間を見計らってアポイントのない人でもガンガン話を聞きに来ます。
始まった頃は買ってもよくわからず、完全にブースにやってきた相手のペースで話をしていました。Speed-datingで練習した甲斐あって、ところどころつまりながらも説明はできました。
そうして、すこしずつ相手の聞きたいポイントがわかるようになってきて、自分の説明も徐々によりスムーズになるのが実感できました。少しずつ自分でポイントを押さえて、リードできるようになっていきました。こうなってくると人と話すのが楽しくなってきます。
Dinner Party
かなり高級なパーティー会場でディナーパーティーが行われました。
さすがゴルフイベント。ご飯はうまいしショーはすごいし、めちゃくちゃ豪華でした。
パタヤ名物レディーボーイショーもばっちり見ることが出来ました。綺麗だしダンスも洗練されてて普通に見とれます。
2日目
初日はホテルに泊まって、2日目のAppointment Sessionに向かいました。
基本的に初日と同じことをやる上に、アポの人数はかなり少なかったのでかなり楽にできました。
気づき
いろいろな人がいる
同じゴルフ関連の仕事をするにしても、本当に多種多様な人がいる、と思いました。基本的には旅行会社の人がBuyerとしてやってきますが、国籍を見ても、イギリス・アメリカ・オーストラリア・中国・ベトナム・日本などなど、世界中からこのパタヤに人が集まっていました。人によってまず話を聞いてくれる人もいれば、聞きたいことだけ聞いてすぐに席を立つ人もいますし、世間話までしてゆっくりしていく人もいました。いろいろなスタイルがあります。
余裕を感じた
ゴルフ関連の仕事をしている人には、なんとなく余裕が感じられました。商談も切羽詰まって来ているような人はあまりいないような気がしました。これはゴルフのゆっくりとしたスポーツ性も関係しているかもしれませんし、自分の好きなことを仕事にしていることから来る余裕なのかもしれません。
さいごに
最初は想定を超えた仕事をやらされそうになり、あまりの適当さに呆れるとともに、どうしたものかとかなり焦りました。なんとか自分が踏み出すきっかけを得て、練習しながらコツをつかんで、最終的には卒なくこなせたので本当によかったです。
さらに、実際にビジネスをする大人の商談に自分ひとりで関われたことは非常に大きな経験になりました。ゴルフ場にとってプラスの結果を生み出せたかはわかりませんが、無事問題なくこなせてよかったです。
英語力や説明力、話の構成仕方など、課題は山積みでした。が、こうして無事仕事をこなせたことで、自分が無理だと思うようなことでもなんとかやっていけるんじゃないか、という根拠のない自信がつきました。気の小さい自分には大きい経験でした。
こうしたがあればぜひまたやってみたいです。