ゴールデンロック突撃記【ミャンマー・チャイティーヨ】
ミンガラーバ!
ミャンマー振り返り第2弾。
前回記事はこちら。
今回はミャンマーの有名観光地の一つ、ゴールデンロックへの弾丸旅行記を書いていきます~。
時系列からずれますが、ヤンゴン空港に着いて最初に向かったのがこのゴールデンロックです。
この「ゴールデン~」、という言葉にはどうしても惹かれてしまいますね。
先日挙げたのはタイ国境のゴールデントライアングル
そして、
これがゴールデンロックです。要するにでかいキンタ…直径8メーターくらいあるんじゃないかって岩です
意外と行くのが大変ダ
ゴールデンロックはミャンマーから180キロくらい東にあります。ミャンマーのアウミンガラーバスターミナルからバスに乗って、ふもとのキンプンという町まで4時間ほどかけて行きます。
アウミンガラーへは着いたその日にヤンゴン空港から直接タクシーで行って、2人で6000チャット。10000チャットから値切ったもののこれでもぼったくられてますね。
アウミンガラーバスターミナルは広いので、それとなく「キンプン~」と連呼しながらバスを探しました。すぐに見つかりました。相手から話しかけてくる人は相手にしない方が無難です。キンプンまでの運賃は、確かではないですが、僕のメモに8000チャットと書いてあります。
11時頃に出発。
走っていると、こんな風にバスの外から食べ物を売りつけてきます。
こんな感じで道端から車内にものを売ってくるのが新鮮です。
ひとつパンを買ってみました。まあまあいけます。
途中一時間半くらい乗ると休憩をはさみます。
景色はこんな感じで、いかにも「東南アジアに来た!」って感じです。
驚くべきはこの休憩所のトイレでした。
休憩所の売店の奥にあるらしいトイレに小便をしに行きました。大きな水たまりを越えていきます。そして小屋に入るとトイレがあるべきところには何もない空間があるのみ。一度店に戻ってトイレはどこか確認すると、やはりそこには何もない空間があるのみ。そこで僕は気づきました。
「あっこれがトイレだ。」
ってことで、よく見ると壁ぎわに小さい溝があり、壁に向かって小便をすると水が流れていくようになっています。小便の跳ね返りなど一切考慮されていないので汚いです。
そしてその溝がたどり着く先は、、
「さっき踏んじゃった水たまりじゃん!」
ってことに気づいて血の気が引きました。
参考までに、壁トイレの写真
食事中だったらごめんなさい。
そのあとお腹が減っていたのでご飯を食べました。
そこで指をさして頼んだのが、料理が、これ。
モヒンガーという魚ベースのスープの麺料理です。
きっとおいしい料理なのですが、トイレでのひどい体験から、もう汚水にしか見えません。完全に悪いイメージと相まって全く味わえませんでした。(後日ヤンゴンで食べたモヒンガーはおいしかったです)
ってことで、ミャンマーの恐ろしさを早速知ることになりました。
16時頃バスをおろされ、ソンテオに乗り換え、10分ほど乗ったらキンプンに到着です。
宿を探すと、ネットのサイトなどでおススメがあった に泊まります。
ひとまず荷物だけ置かせてもらいました。
ジェットコースタートラックに乗って頂上へ
ひとまず明日の朝にはヤンゴンに戻らなくてはならないので、夕日が沈む前に急いでゴールデンロックに向かいます。ゴールデンロックへは、トラックの荷台に乗って行きます。
16:30頃、トラックが出発する直前に来たので、こんな感じのところに詰め込まれます。
しかしスペースはありそうなものの、強情なおっちゃんがなかなかどいてくれません。
なんとか座ることが出来ましたが、まわりもややいかついミャンマー人だらけで居心地は良くないです。
出発するとトラックに乗ると山道をぐんぐん進んでいきます。途中で道端にいる現地人へのお布施タイムもあります。そしてトラックは山道にも関わらずものすごいスピードで走ります。
これがなかなかジェットコースターみたいで楽しいです。ものすごい運転ですが、ちゃんと景色が見えるので酔う可能性は低いんじゃないかと思います。写真を見ればわかるように、後ろの席に乗るのがおススメです。
45分くらい乗ったら頂上に到着です。そこからさらに15分ほど歩いて進みます。まわりにはお土産などがあったり、おばさんが歌をうたっていたりしました。
頂上には17:30頃到着。まだお日様は待ってくれていました。
これが見たかったゴールデンロック。反対側から。
どうやら、伝説によると王様が不思議な力で海底からこのキンタ…岩を押し上げたとか。ここ、かなり海から遠いので相当大変だったと思います。いまにも落ちそうで落ちないそのバランスも決して接着剤などは使うことなく、不思議な力で保たれているのでしょう。
まだ日の入りまで時間があり暇だったので、トリックアートを撮影するなどして楽しんでいました。
まあまあ傑作。接着剤が不思議な力が弱まっていたので、支えてあげました。
ミャンマーローカルな青年たちが蹴鞠みたいなことをして楽しんでいたので無理言って参加させてもらいました。
サッカー部だった友人が本領発揮。
あまりに僕が下手だったので、僕らが来てからだんだん人が減ってしまってとても申し訳なかったです。
結局日が沈んだのは18:30頃。時期によってもずれるとは思いますが、
こんな感じで見えます。
さすがにかなり登ってきたので、景色は上々です。
さて、沈みました。
下山、そして財布を盗まれる
帰ります。
最終バスが何時かいまいちわかっていなかったのですが、18:30に日が沈んでからダッシュでトラック乗り場に向かいます。ガイド付きの外国人がのんびり歩いていたので、そんなに焦らなくても大丈夫なようでした。
この下りのトラックが爽快でした。空も暗くなってきて、星空の下、登りと同様に恐れを知らぬスピードで飛ばしていきます。「これが天然のインディージョーンズ!」とひとりで喜んでいました。この後起こる悲劇も知らず。
到着して、トラックをおります。さて、ご飯を食べに行こう、とレストランを探していたとき、鞄をあけてあることに気づきました。
「あれ、財布がない。」
いやまさか、財布がないわけない。一度したことのある失敗をまた繰り返すはずがない。カバンになかったらポケットに入っているはずだ、と思ってポケットを確認。
「ポケットにもない」
徐々に状況を理解して、気づきました。盗まれた。
トラックの後ろに座っていた人に、斜めかけにしていた無防備なカバンから財布を盗まれたという結論に落ち着きます。
トラックで出会った日本人と「ミャンマーは思ったよりかなり安全だね~」という話をしていた矢先の出来事。油断は禁物、というのを何度勉強してもまたやってしまいました。分散も怠っていたため損額3万円、カード2枚、財布は1万円した大事なやつでした。
頂上で出会った世界一周バックパッカーの方のあまりに的確なアドバイスと助けをいていろいろ探し回り、現地の交番に届けまで出しましたが、結局4か月たっても連絡が来ることはありません。
とにかく僕が放心状態の時に親身になって助けてくださった3人の日本人に感謝しています。
ってことで、トラックではくれぐれも自分の荷物に気を付けてください。
さいごに
個人的には、ヤンゴンからはるばる5時間もかけてくるほどの場所にしては…、というのが正直な感想です。どうしても接着剤で岩をくっつけている様子をイメージしてしまっていまいち神秘さを感じられなかったのです。財布を盗まれた当てつけで言っています。僕は悪い子です。
ただ、滞在期間があまりに短かったので、魅力を感じきれなかったのかもしれません。星空の下、山道をローラーコースタートラックで下降する、というのは他ではできない体験だったと思いますし。
ゴールデンロックというそのキラキラ輝く厨二ワードに弱いあなたなら、ミャンマーまで来て見ずには帰れないと思うので、後悔したくない人はぜひ訪れてみてください。