ヤンゴンでミンガラーバしたい場所
ミンガラーバ!(ミャンマー語でこんにちは)
ネタも尽きてきたので、今回は2月に行ってきたミャンマー旅の旅行記を書きます。
今回では主に元首都のヤンゴンについて。
シュエダゴン・パゴダ
旅程
1日目
バンコク→(Air Asia)→ヤンゴン→₍(バス)→₎キンプン・チャイティーヨ(ゴールデンロック)
キンプンで一泊
2日目
キンプン→₍(バス)→ヤンゴン→(₍夜行バス車中泊)→バガン
3日目
バガン→ポッパ山→バガン
4日目
バガンオールドタウン→₍(夜行バス)→ヤンゴン
5日目
超タイトスケジュールでした。
ヤンゴンについて
ってことで、2日目と5日目に回った元首都ヤンゴンのおススメを再び独断と偏見に基づいて紹介します。
タイトルは意味不明だと思いますが、思いつかなかっただけなので深い意味はないです。
僕は地理の授業で「ミャンマーの首都はヤンゴン」と習いましたが、2006年にネピドーに首都が移されています。
ヤンゴンは熱帯に属しているので1年を通して暑いです。暑気である3-5月は地獄でしょう。
そして、ヤンゴンは一言で表すなら臭いです。あれはどんな臭いだったか、生魚とカレーを混ぜてサウナに1週間放置して少しずつ街じゅうにばら撒いたような感じです。それほど強烈な臭いではなかったのでよく覚えてませんが、どこに行っても臭いです。ヤンゴン市民の皆さん、怒りを覚えていたらすみません。
臭いけど、ここにしかない、おそらく途上国でしか嗅げない臭い。是非体験すべし。
①環状線にのる
僕がヤンゴンで一番印象に残ってるのはこのヤンゴン市内をぐるっと回る環状線です。とは言っても山手線を想像しないで下さい。
これです。
なにがすごいって、日本の古い気動車が使われていることです。今は日本じゃ見ることはできないと思います。
一回の乗車はたったの300チャット(30円)と破格。
一日に走ってる本数は内外回り合わせて20本もありません。
そして、ガタゴトゆっくりと走るため、一周回るのに3時間もかかります。(おそらく山の手線なら1時間で走り終える距離です)
ってことで、移動手段としてはあまり実用的ではないです。
しかし!この環状線の良さはその遅さなのです。
ミャンマー人の日常を眺めながらゆっくり流れる時間が素晴らしいのです。
そして、実用的ではないと言ったものの以外と実用的に使うこともできました。僕が使った実用例を紹介します。
実用例① 中心地からヤンゴン空港に向かう
ヤンゴン空港には駅はありませんが、空港から3キロくらい離れた場所にチャウイェトィン(Kyauk Yae Twin)駅という環状線の最寄り駅があります。
駅からは空港までは歩ける距離ではないので、タクシーを使いました。僕は空港方面に向かう道へ出て、すでに人が乗っているタクシーを捕まえて、1500チャットで乗せてもらいました。
ヤンゴン中央駅からチャウイェトィン駅まで1時間はかかりました。
実用例② 中心地からアウミンガラーバスターミナルに向かう
こちらもバスターミナルから1.5キロくらいのところにミンガラドン(Mingalardon)駅がります。
駅からは歩きました。駅をおりたら北側にある大通りを15分くらい東に向かって歩いて、大通りに突き当たったら右に曲がるとまた10分ほど歩いてバスターミナルにつきます。
道は路肩を歩くことになるので、歩きにくいです。歩いていたらつまづいて安いビーサンがぶっ壊れるほどの破壊力です。道路は大混雑していました。
バスターミナルはめちゃくちゃ広いのでわけが分からないと思いますが、スタッフ風の人に行き先を言ってチケット売り場または乗りたいバスのところに連れて行ってもらいましょう。
ヤンゴン中央駅からミンガラドン駅まではたしか1時間20分くらいかかりました。
僕は列車の一番前で見ていたら運転手サポートの人と仲良くなって乗ってる間ずっと運転席に入れてもらえました。
ラッキー。スイッチの説明など日本語表記が完璧に残っていました。
②中心部を歩き回る
中国人街
東南アジアにはどこに行っても中国人街があります。
僕が行ったときは旧正月シーズンだったので、お祭りをやっていました。
中国人街の屋台でご飯を食べていた現地人のおばちゃん2人組も中国語を話していました。タイの中華街と違って、ローカルな人でも中国語を話すひとがちらほらいるようです。
魚ベーススープのミャンマー料理、モヒンガーを食べました。
最初は得体のしれない屋台料理を恐る恐る食べていましたが、慣れるとおいしいです。
500チャット、つまり50円くらいだったと思います。もう少ししたかもしれません。
この時期はインドに興味がなかったのでインド人街には目を向けませんでした。笑
アウンサンマーケット
ヤンゴン駅の南口から西へ歩いて10分強の場所に大きなマーケットがあります。さまざまな食べ物やミャンマーの伝統衣装であるロンジー、雑貨などいろいろ売っていました。少しロンジーに興味があり、日本語がかなり達者な少年がいたのでついていってみると、かなり高い値段だったのでやめておきました。良い生地なんだと言っていましたが本当かわかりません。
積み上げられている揚げ物が気になってしまったので食べることにしました。
ほぐしてサラダ麺みたいな感じにして出してくれます。エビが入っていて、ピリッと辛くおいしいです。スーパーで買ってきたミャンマービールと一緒に。
かなり辛いですが、うまいです。
洋風建物の並ぶ通り
ダウンタウンのど真ん中には黄金の塔スーレー・バヤ―があります。
(この頃仏塔に飽きてきていたので裏側しか撮っていません)
その周辺にはイギリス植民地時代の遺構があります。
スーレー・バヤ―の南東側にマハバンドゥーラ公園があり、洋風建築はそこを取り巻くように建っています。
最高裁判所として使われていた建物。
公園の雰囲気は突如ヨーロッパにきたかのような感じで、なかなかいいです。
ビールでやや酔っていたので広場で仰向けに寝っ転がってぼーっとしていました。最高です。
ヤンゴン川
僕は臨港トラムに乗ってワーダン(Wahdan)駅まで行った際についでにヤンゴン川を見てきました。
やっぱり汚いです。
ヤンゴン川はヒマラヤ山脈が源流のエーヤワディー川の支流のようです。
もう少しちゃんとした桟橋があるところに行くべきだったなあと思います。船で対岸に渡れたり、ディナークルーズもあるようなので試してみたら面白そうです。
これが臨港トラムです。
大阪で使われていたものが今でも使われているようです。めちゃくちゃ遅いうえに遅れます。さらにお昼休みがあるので12:00-13:00の間は運行しないようです。タイを上回るマイペースっぷりです。
③シュエダゴン・パゴダ(パヤー)
今回は時間もなく、裏スポットにはあまりいけませんでした。ってことで、有名どころを一つ。書く必要があるのかと悩みましたが、やっぱり迫力があったので書きます。
シュエダゴン・パゴダはミャンマー最大級の寺院です。ミャンマー市街からタクシーですぐですが、階段を上った小高い丘の上にあります。
ヤンゴンを訪れたすべての人がいくようなところ。パゴダとは、仏塔を意味する英語です。パゴダには釈迦の住む家としての役割があるそうです。
タイのワットプラケオにも似た感じの塔はあるのですが、それよりも太くて高いです。要するにでかいです。この仏塔の周りにも建物などいくつかみどころがあります。
こちらがバンコクのワットプラケオの仏塔。これはこれできれいです。この中にはブッダの遺骨が納めれらているとか。タイとミャンマーは宗教的にかなり近いことがわかります。
他にもみどころはさまざまあり、面白かったです。
入場料は外国人のみで、大きな荷物がある場合は小さなチケット売り場に置かせてもらいます。
土足厳禁なので、サンダルでくるのがオススメです。
おまけ アウンサンスーチーの家
「ミャンマーと言えば?」
とパブロフもびっくりの条件反射で言えたほどに、スーチーさんが自宅軟禁していることは社会科でよく習いました。現在は自宅軟禁が解かれて、スーチーさんがバックについている政党(NLD)が政権を獲得しました。
ってことで、歩き方にスーチーの家があると知ってシュエダゴンパヤーに向かう前にタクシー運ちゃんに寄ってもらいました。
着いたところは、こんな感じ。
中に入って様子を見ようと思っていたので、どこから入るんだろう、と門を探します。門がありました。
固く閉ざされている。
NLDの党事務所にでもなっているようです。これは入れねえ。というか私邸なのにそう簡単に入れるわけないんですよね。
ってことで写真だけ取って諦めました。
社会で習った頃は、子ども心に、「スーチーさんかわいそう、軍はひでえ」程度しか思っていませんでした。しかし現在政権を取ったスーチーさんも権威主義的な発言が垣間見えたり、少数民族に対しては差別的であったりすることへの反発が大きいなど、そう単純ではないようです。
さいごに
最初に臭いと強調しましたが、 まあ観光に支障が出るほどではないので恐れず訪れてみてほしいです。
神奈川県民なじみの神奈中バスもここで働いていました。遠く離れた異国の地で出会えたことに驚くとともに嬉しかったですね。