北インド旅行紀【3日目】アグラ
2日間せわしなかったから、この日の朝はゆっくりする。
朝10時に近くのチャイを飲みに行く。一杯10ルピー。暑いインドでも熱いチャイが美味しい。
11時過ぎに荷物をまとめてマヤホテルのレストランでご飯を食べる。
値段を思い出せないけどいいレストランなので高め。ナン3枚で80ルピー。カレーは200ルピー程度したはず。
ナンが高すぎるので近くにあるカレー屋で1枚5ルピーのチャパティーを20枚購入して持ち込んだ。20枚。笑
チャパティーはこのようにして焼く。
ジャマーマスジット
オートリキシャを捕まえてアグラフォート駅の横にあるジャマーマスジットへ向かう。
ジャマーマスジットとは街で一番でかいモスクのことで、デリーにもある。
立派なモスク。
このモスクは裸足になり、長ズボンを履かないと入れてもらえない。
ど真ん中に池があって、みんな足を洗っている。
観光客は全くいない。
モスクの中で礼拝をしているインド人の後ろに腰を下ろして様子を眺めていると、ムスリムじゃない者は外へ行けと言われる。
前日にもタージマハルの池で一緒になって足を洗おうとするとダメだと言われたし、旅行者が観光気分を味わうところではないな。
そして、モスクの中を子どもがずっとついて来た。
かわいい顔してなにかを言っているからついつい相手をしてしまうけど、みんなお金をねだっている。
モスクを出ようとするときには一斉に大人子どもがついて来てお金をねだってくる。あげるとキリがない、というのは言い訳じみてるけど無視するしかない。
アグラフォート駅の北側の通りを散策。
前に進むにつれて道が狭くなり、道が狭くなっても通行者の数は減らないからどんどん荒れていく。
バイク、リキシャ、自転車、歩行者が入り乱れ、クラクションが鳴り止むことはない。
3日目でもクラクションの大合唱には未だにストレスがたまる。
ベビータージ
本当はアグラ城とかつての都ファテープルスィークリーにも行きたかったけど、お金がないとのことで断念。
アグラフォート駅のカフェで休憩。
この年季の入った駅にモダンなカフェがある。
ベビータージは、現地のリキシャドライバーが外国人にそう説明するだけで、本当の名前はイティマド・ウッダウラー廟で、ムムターズマハルの祖父母の墓。タージマハルより古い。
入場料は200ルピー。
タージマハルのモデルらしいけど、タージマハルを見たあとだとちゃっちいなと思ってしまう。
お金がなくてなにもできないから、ここで昼寝。
マターブ・バーグ
ベビータージを出て、屋台で売ってるマトンビリヤニを食べる。(40ルピー)
スプーンも渡されなかったから手で食べろということらしい。席もないから牛糞が落ちたハエの飛んでる騒がしい道で立ち食い。
これで俺も完全にインド人ダ。
ここは、前日に見たタージマハルの対岸にある庭園。
お金がなくて入場料(200ルピー)が払えないから、お金を払わなくてもいい無料スポットから見る。
お世辞にもくつろげるとはいえないけど、まあちゃんとタージが見えるからいいかな。
金曜日だから人がいない厳かな感じのタージマハルが見れた。
ちなみにここから日没を眺めることはできない。夕陽に染まるタージが見れるってだけ。
オススメ度は低め。
やっぱり中で近くから見るのが綺麗。
リキシャを駅まで100ルピーで捕まえる。
腹が減ったな、という話をしていたらリキシャのドライバーがレストランに連れてくよ、と言ってくる。
駅前にはないからタージの周辺に行くとのこと。
タージの方まで戻りたくはなかったけど、確かに駅周辺にはレストランが見当たらなかったからなんとなくそのまま連れてってもらう。
着いたレストランは高くないしよかった。
ビンのキングフィッシャー750cc
たしか250ルピーほど。ビールは高い。
バターチキンカレーうまし。
リキシャのドライバーは何度断ってもお前らが食べ終わるのを待つ、と言って譲らないから、追加50ルピーに値切って待っててもらう。
食事を終えると、やっぱり裏があって近くにあるドライバーのボスの骨董品店に連れて行かれた。
見るだけでいい、と言われたので本当に見るだけ見て帰ってきた。
こちらがお金を払わなければ問題はないけど、やっぱりリキシャは一回乗ったら次の誘いを断っておさらばするのがいい。
バラナシへ夜行列車の旅
今晩は夜行列車でバラナシへ。
案の定列車は遅れ、20:40発の予定が22時過ぎの出発となった。
座席はエアコン付き、3段寝台の3A。
エアコン付きとなると値段はエアコン無しの倍くらいするから、乗客層はある程度リッチ。
俺は2段目。清潔だし快適。シーツも配られる。
上段はファンの前でかなり寒かったらしい。
盗難対策でバックパックは抱えて眠る。おやすみ。