バンコク学生日報

バンコクに一年間留学している大学4年生。バンコクでの生活、旅行記、タマサート留学生とバックパッカーにむけた旅情報などをゆるく書いていきます。

北インド旅行紀【2日目】デリー⇨アグラ

*1ルピーは1.8円

次の目的地、アグラのタージマハルが金曜日は休みであることにデリーに着いてから気づいたため、予定を変更。

木曜日であるこの日のうちについてアグラに行かなくてはいけない。
 

ラールキラーとその周辺

というわけで、朝5時に早起きしてデリー観光。
デリー1の見どころとも言える、レッドフォート(ラールキラー)を見に行く。
これはムガル帝国時代に5代シャージャハーンがアグラから都を移した際に作った城。
 
日の出からやってると聞いて朝6時に到着したものの、入れる様子はない。
いろんな人に聞いても「8時から」とか「10時から」とか言われてまちまち。
ひとまずラールキラーから伸びるチャンドニーチョウクという通りを歩く。
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ここにはいろんな店の他に多様な宗教の寺がある。
ラールキラーから向かって左側の目の前にあるのが、ジャイナ教寺院
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仏教と同じ頃、紀元前数世紀のときにできた歴史あるインドの宗教。
二階に登ると熱心に念仏のようなものを唱えている信者がたくさんいた。
なにも持たないのが是らしく、無所有の究極、裸で祈っている人もいる。
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通りでは配給もしている。
 
てくてく歩くと、右側にマクドナルド発見。
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なぜかfamily restaurant と書いてある。まあ、間違ってない。
 
さらに歩くと、左側にシク教寺院
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これは15世紀創設なので比較的新しい宗教。ヒンドゥーにイスラームを合わせて改革した宗教らしい。
 
寺に入る際には靴を脱ぎ、男女ともに頭をスカーフなどで覆わなくてはならない。
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入り口の前で足を清めてから入る。
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長い髭とターバン、槍、ガタイの良さが典型的なシク教徒。
 
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中ではマイクを使って演奏とともにお経を唱えている。ヒンドゥー教を改革したのに偶像崇拝はない。
 
さらに歩けばモスクもあるらしいが、ここで引き返す。
 
朝ごはんに道端で売られているチャイとパン。
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チャイは鍋を見るとやや不気味だけど、甘くて美味しい。中身のない空洞パンは5ルピー(9円)と格安。
パンにチャイをつけて食べるのがインド人流らしい。
 
さて、7時半くらいにラールキラーの前に戻ると、実は入れそうなことに気づく。
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入場料は500ルピーと激高。
 
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城壁や門はかなり立派だけど、大反乱の時に壊されているようなので城内は謁見場と新しい建物があるくらい。

広いわりに中の建物はあまり大したことがない。

建物が破壊されたあとにイギリスに再整備されたのか、中の庭は西洋風だ。
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綺麗で雰囲気はかなり良いからいつまでもいたくなる。
 

デリー⇨アグラ 列車の旅

ラールキラーから宿に戻るリキシャのうんちゃんが値段を決めて乗り込んだ後に「宿の場所は思ってたのと少し違うから追加料金を払え」と言ってくる。
それなら降りると言って逆につっかかり説得。決めた値段を支払ってさよならする。
閑散期なのか、リキシャは供給過多。
高い値段でふっかけてきて、高すぎるからいい!と去ろうとすると
客がいないよりマシなのかだいたい最終的には4分の1くらい値段で乗せてくれる。
 
ニューデリー駅で軽食。
ニューデリー駅は多くの長距離列車が発着するメイン駅。
サンドイッチ18ルピー。ハンバーガーは28ルピー。カレー弁当は30ルピー。
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ハンバーガーを注文。豚は食べないので中はコロッケ的なもの。まあまあおいしい。生キャベツだったけど平気だった。
カレーを味見すると、辛くて塩味が薄い。
 
インドの駅の雑多な雰囲気が良い。ホームは16本。列車の編成は日本よりはるかに長い。
外国人が少ないため僕らは好奇の眼差しを向けられる。
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友人が集団スリに遭う
ニューデリー駅10:15発のJHELUM EXPRESSでアグラに向かう。一人当たり
早速遅延しているらしく、出発は11時に。
チケット的に俺だけ1人別の車両に乗り込む。
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大きい駅だと乗り込む際はこんな感じでもみくちゃ。
あとから聞いた話で、友達の1人は電車に乗り込む際の混雑を利用してグループによるスリにあい、カバンから財布を取られた。怖すぎ。
 
逃げていく小さな子供の1人を捕まえても、他の仲間に渡したのかI don't have anything と手のひらを見せられたらしい。盗んだのがバレバレ。笑
 
ってことで、列車の乗降時はかなり危険。平和に見えて油断しているところに犯罪が潜んでいるから怖い。
 
3時間ほどでアグラカーント駅に到着。
駅から中心地まで5人で100ルピーで行ってくれるリキシャのアニキを選んでホテルへ。
 
このリキシャのアニキはいろいろアグラのことを説明してくれてありがたかったが、仲良くなったのをいいことに一日中俺らをガイドしようとする。
仲良くなったのに残念だけど、リキシャはどこでも捕まるし予定も細かく決めたくなかったから断った。
 
ホテルは歩き方の一番上にあったマヤホテル。予約なしで、ダブルルームを2つ取る。ふた部屋で2500ルピー。
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男3人はこのように寝る。
 
 

タージマハル

時間がないので休憩したら午後3時半頃でてタージマハルへ行く。
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正門はこんな感じ。すでに威厳あり。
 
やはりタージマハルはめちゃくちゃきれい。左右の対称性が完璧。
見飽きていると思うので敢えて写真は載せないが、やはり見る価値あり。
 
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タージの裏は川。白い装束に身を包んだおじさん(ジャイナ教?)
 
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タージマハルの裏対面のこの位置には、タージを作った皇帝シャージャハーン自身の墓、真っ黒なブラックタージを作る予定があったとか。
結局後継のアウラングゼーブに城に閉じ込められて計画は霧散したらしい。
だが俺には見えるぞ、黒いタージマハル。
 
3時間弱くらいゆっくりして、ご飯を食べる。
こちらも歩き方に乗っていたJoney's place. オムライスは80ルピー。オススメされたマトンライスは120ルピー。
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ラッシーも40ルピーから。一通り試したけど、バナナチョコラッシーがうまい。
 
宿に帰って初ビール。
インドでは宗教的にあまりお酒を飲めないのでビールを売っている店をなかなか見つけられない。
結局ホテルで注文。インド第1位のシェアのキングフィシャー。
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度数は8パーセントで、強い。500cc1缶250ルピー。
インドはお酒を飲む場所ではないってことがよくわかる。
 
この日も忙しかった。
翌日は時間があるのでゆっくりできそう。