インド 日本人向けアライバルビザ取得体験
(2016年4月6日申請)
ナマステ!
北インドに9日間の弾丸旅行に来ております。
学生にとっては天国のようなお休み期間です。最高。
今回は手続きが煩雑さのために渡航を諦める人まで出るという、インドビザのお話を書いてゆきます。
今回僕は2016年3月1日より再開された、日本人専用のアライバルビザ(Visa on arrival)をデリー空港で利用しました。
昔も存在していて廃止されたらしいのですが、どうやら安倍晋三さんが12月にインドを訪問した際に取り決めてきてくれたらしいです。
ビザを取るのは、結論を述べると、めちゃくちゃ簡単でした。
その1 インドビザの種類
2016年4月現在、日本人がインドビザを取る方法として、
①大使館に出向いて取る
②ネットでEビザを取る
③アライバルビザを使う
の3つがあります。
①の大使館申請が安くて確実ですが、
書類に不備があると出直さなくてはいけなかったり、申請から発行に時間がかかり(7日ほど)パスポートを預けなくてはならなかったり、準備と時間と労力が必要です。
②のEビザは、ネットのフォームで情報登録や写真、パスポートのコピーなどの送付を行ってビザを取ってしまうシステムです。
大使館に行かなくて良い分時間はかかりませんが、大使館と同様書類や写真に少しでも不備があるとカードで払ったお金が返金されずやり直し、なんてこともあるらしく、かなり厳しいそうです。
友人の不幸なケースで、カードでの支払ったのに、インド側に正しく認識されず、代金50ドルを2回空払いし返金されない、ということもありました。
※友人は旅行後1か月ほど後に返却を確認しています。
③のビザオンアライバルは、出発前は帰りの航空券と、泊まる場所の情報(1泊分でオーケー)さえあればビザ申請が行えます。デリー、コルカタ、ムンバイ、チェンナイ、バンガロール、ハイデラバードの主要6空港のみ申請できます。
有効期限は一ヶ月です。
信じられないほど簡単です。
その2 実際の手順
では、実際の僕のインドビザ取得までの手順を見ていきましょう。
①申請フォームを記入
申請フォームはインドの空港のビザ申請場所にもありましたが、僕は早く終わらせて空港を出たかったのと、申請フォームが貰えるかわからなかったので、
前日に申請フォームを印刷してゆきました。
が、印刷する必要はありません。
空港のビザオンアライバルゾーンにあります。
申請フォームには個人情報の他に、インドでの住所や連絡先(泊まる宿の情報を書けばよし)、を書く必要があります。
また、両親の国籍なども詳しく聞かれます。
ない人は「N/A」(該当なし)と記入しましょう。
②申請に必要なもの
・パスポート
・代金2000ルピー(円、ドルでの支払い可能)
・インドを出る航空便情報
・宿の名前、住所、電話番号の情報
・申請フォーム(インドの空港で入手可能)
※写真などは不要です!
③空港での手続き
僕はデリー空港で申請したので、デリー空港での話を書きます。
デリー空港に着いたら、もしくは着く前に入国カードを書きます。
僕は機内で入国カードはもらえなかったので、入国審査の前に置いてあるカードに書きました。
空港に降り立ち、入国審査場に到着したら、一番奥にあるvisa on arrivalのブースへ行きます。
現時点で日本人だけの特権なので、着くと日本語をしゃべれるスタッフが案内してくれます。
入国カードと一緒に記入した申請用紙を記入し、右側のカウンターに提出します。
僕の時は日本人が1人だけ申請中でした。
提出したら全ての指の指紋をとられ、顔写真を撮られます。
さらに左に進んだブースでお金を払います。
代金は2000ルピー。ドルなら31ドル。僕は日本円で支払い、3600円くらいでした。
※タイバーツは使えませんでした。その他の通貨も無理なんだと思います。
あとはビザオンアライバル専用の入国審査をするだけです。
僕の時は、前の人が1人に対して5人ほどスタッフがついていたのでなにごとかと思いきや、どうやらシステムの故障があり修理をしているよう。
修理するから待ってねと言われ、20分ほど待ってようやく再開しました。
総計40分くらいかかりました。
ビザはこんな感じのちっちゃいスタンプです。
待ちも故障もなければ1人10分程度で終わると思います。
スタッフに聞くと、開始一ヶ月の段階で1日の利用者は15人くらいだそう。
問題がなくスムーズに、というのはインドでは当たり前のことではないですが、やはり(インドにしては)かなり快適にビザを取ることが出来そうです。
さいごに
陸路で移動したい方は残念ながら使えないと思います。
僕の時のような故障は日常茶飯事かもしれないので、空港に着いてから急ぐ人は事前に大使館申請することをお勧めします。