バンコク学生日報

バンコクに一年間留学している大学4年生。バンコクでの生活、旅行記、タマサート留学生とバックパッカーにむけた旅情報などをゆるく書いていきます。

タイ留学で英語は上達するのか?

サワディーカ!

 

 

島国ド根性にっぽん人にとって、語学力の向上というのは留学の際のひとつの目的だと思います

逆に留学に行ったら、語学の一つはある程度しゃべれるようになりたいものですよね。

僕にとっても、英語力の向上は一応この留学の一つの目的ではあります。(ちなみに一応タイ語も勉強しています)

 

「えっ? タイで英語?」

と思うかもしれませんが、タマサート大学では英語で授業が行われるプログラムがばっちりあります。

 

とはいうものの、タイに行ってまともに英語が上手くなるのか、

僕も来る前は不安でした。

ということでタイへの交換留学でどの程度英語の会話力を上げていけるのか

というお話をしていきたいと思います。

 

 

その1 どのくらいの人が英語を喋れるのか

「タイって英語通じる?」

ってのはタイに旅行に来る人にもよく聞かれます。

答えとしてはアジアの国の中では通じる方、というのが適切でしょうか

とりわけバンコクは観光地として多くの外国人旅行者を集めているので、ある程度観光客が来るところでは英語を扱える人が多いです。

まあ、道案内等以外の一般的な会話をするとなると話は別だと思いますが。

また、タクシー運転手さんや屋台の人のほとんどは話せません。

しかし、街中の若い人であれば、英語で返してくれる人は多いです。

 

英語プログラムが行われる僕のキャンパスの学生は、タイではある程度エリートコースを歩んできた学生たちなので、レベルの違いこそあれ全員が英語を話せます。(そのはずです)

その2 タイ英語ってどんな?

タイ英語のなまりは結構強いなと感じます。独特なイントネーションがあります。

(タイ人も同様に僕らの英語は日本なまりが強いと思っているはずですが。)

タイ語には5つの声調があって、それが英語にも影響して独特なイントネーションを作り出しているんだと思います。

留学経験がある人はそれこそきれいな英語を話しますが、タマサート大学でもそういうタイ人は限られています。

ただ、日本人よりは話すのが得意なので、英語で議論をするとなると良く喋るし説得力はあります。

 

ってことで、当然ですが流暢な英語を身に着けることが第一の目標だ!という人はタイ留学はお勧めしません

 

その3 僕がやってる英語力を伸ばす努力

それでも僕はタイで将来使える英語力を伸ばしたいので、いろいろともがいています。

①欧米人と仲良くなる。

英語圏に限らず、やはり欧米出身の人の英語は流暢です。彼らの英語が聞き取れるようになれば英語を武器にできると思います。

そして、タマサートの留学生で一番多いのは、アメリカ人です。今期は留学生の6割くらいがアメリカ人だと思います。しかもその多くがカリフォルニア出身。

来て気づいたのは、僕はアメリカ人の英語は予想以上に聞き取れないこと。

挨拶としてHow are you?のかわりにHow have you been?

みたいに言うこともあるのですが、

それすら最初は聞き取れずにもどかしい会話をしていました。

 

やはりアメリカ人と対等に会話できるようになりたいです。

外見的にも心理的にも距離が近いアジア人と固まりがちですが、チャンスがあれば話しかけたり遊びに行ったりしています。

 

②聞き返す、質問する

日本語でもやりがちですが、会話の中で聞き逃したことをそのままわかったふりをする、という癖が僕にはありました。

しかし、わからないことをそのままにしてもいつまでたってもわからないだけなので、気まずくなろうともわかるまで口酸っぱく聞き返すようにしてます。

やってみると、何度聞き返しても意外と快く説明してくれる人が多いです。

こうした積み重ねがわかる言葉を増やしていくし、

お互い分かり合えればその分すっきりしますよね。 

これが授業中にもできればなお良いですね。(僕は授業中は未だに消極的なことが多いです)

 

③日本人に甘えない

これはなんとも言えないところですが、タマサートには日本人も多いです。

そしてついつい話しやすい日本人に甘えがちです。

実際、日本人の友達からも学ぶところは多くあります。タマサートにいる日本人の友達には、自分の環境にいたら会えなかったような面白い考えを持った人が多いのです。

僕がタイでホームシックにならずに生活できているのも、日本人同士遊びに行ったり、愚痴を言ったりできることが大きいんじゃないかと思います。

タイについて、就活について、などいろいろ情報も教えてもらえるし困ったときは頼りになります。

ですが、やはり甘えすぎてしまうと他国の人との交流の機会も減ってしまいます。それでは日本で勉強するのと同じになってしまいますよね。なので僕は、仲良くしつつも、甘えすぎず、ベタつかず、ほどよい距離を保つべきなのかなと思っています。それがお互いの留学生活にとっていいことだと思います。

 

ルームシェア

これは宿代節約も兼ねて、仲良くなった韓国人の友達と2月からルームシェアを初めました。

僕の部屋はベッドが二つどーんと並んだ部屋なので、否が応でも隣り合わせです。

やはり一緒に暮らすとコミュニケーションの深さは格段に変わります。

お互いの好きなことを語り合ったり、たわいもないジョークを言い合ったり、結構踏み込みにくい日韓の関係についても話あったり。(お互い保守的ではないのが幸いです)

ルームシェアは文化の違いからうまくいかずに喧嘩別れすることもあるようですが、僕は今のところうまくいっています。

 

こんな感じでやってきて、僕は英語で寝言を言うくらいには英語が脳に浸透してきたようです。笑

 

こうやって振り返ってみると、これら全ては日本でもできないことではありません

留学したことのないタイ人が英語を話せるように、日本でも留学生と交流すれば同じように話せるようになるわけなんですよね。

なかなか簡単ではありませんが、留学しなくても英語が学べるならそんなにいいことはないですよね。

 

さいごに

タイ留学での英語事情がおわかりになれたでしょうか?

 

タイの英語はだめでアメリカ英語が素晴らしい、みたいに聞こえるかもしれませんが、そうではありません。

なまりや特徴があろうとも、相手の言うことが聞き取れて、自分の意見をわかるように伝えらればコミュニケーションはそれ十分です。

 

ありきたりな結論としては、タイでも努力次第で欧米留学と同様に英語力は鍛えられるということです。

また同様のことは、ハードルは上がれど努力次第で日本でもできるということです。

 

僕もスピーキング能力が少しずつ伸びているのは感じます。この環境を活かしてタイで使える英語力を身に着けていこうと思います。

 (タイ語もがんばります)