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バンコク学生日報

バンコクに一年間留学している大学4年生。バンコクでの生活、旅行記、タマサート留学生とバックパッカーにむけた旅情報などをゆるく書いていきます。

履修授業の内容とその評価【タマサート大学:BMIR・Thai Studies】

タマサート大学生活

サワディーカ!

タマサートの授業コラム第2弾です。

 まだ期末試験も終わっていませんが、そろそろ来期にタマサートに来る人のApplication Formの提出の締め切りが迫っているそうなので、自分が取っている授業の紹介も含めて評価していきます。

 

 

shallowwell.hatenadiary.com

 

BMIR(Faculty of Political Science)の授業評価

僕が所属するBMIRの授業です。国際関係と政治を扱います。

3コマ履修しています。

 

1. Political Economy in East Asia (東アジアの政治経済)

講師:Kitty Prasirtsuk 3年生向け

日本、韓国、台湾などが高度経済成長を果たした、「東アジアの奇跡」や、アジア金融危機世界金融危機などについて、東アジア諸国の経済政策がいかに影響したか、という内容を勉強します。

教授はタマサート大卒、日本の慶応でマスター、アメリカUCバークレーでPh. Dを得ていて、日本の三菱商事で働いていた経験のあるエリートです。日本語はペラペラのようで、長期休みにも日本に出張に行っていましたが、授業では一切日本語を話してはくれません。笑

正直僕はこのクラスにかなり翻弄されています。もともと経済やビジネスに疎かった僕は知らない用語や知識が多かったですし、日本の企業やシステムについても知らないことばかりで恥ずかしい思いもしました。

毎週、20ページ程度の文献2本のリーディングと、その要約。さらに生徒数が6人しかいないので、月に1回要約のプレゼンが回ってきます。

授業ではしっかり発言できるタイ人に押されて黙りこくってばかりです。かなりつらいですが、プレゼンの機会も多く自分のためにはなるので取ってよかったと思います。

 

2. Introduction to Comparative Foreign Policy(外交政策導入)

講師:Daniel Unger 3年生向け

名前の通り、各国の外交政策を、近現代の歴史や外的・内的要因を紐解きながら勉強していきます。まずはリアリズム、リベラリズム、構築主義といった国際政治の基本概念や理論を学び、その理論を応用して国別の分析に移っていきます。後半はアメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・日本・ロシア・インド・ブラジル・ナイジェリア・南アフリカなど、1授業につき一国ずつ外交政策を学んでいきます。

理論のパートは僕にはかなり難しかったですが、そこを乗り越えると具体的に国を見ていくときにすっと理解できるようになります。

教授はアメリカ出身だったと思いますが、どこでPh.Dを取ったのかはよくわかりません。

教授はパワポを使わずに説明するため、予習をするかしないかでかなり理解度に差が出ます。最初は文献の内容が難しかったこともあり予習を十分できずに、授業に臨んでいたので、授業は眠たくかなり苦痛でした。国別の分析になって具体的になるにつれて文献を読むのも楽しくなり、ようやく授業で発言するようにもなってきました。

先生は知識が豊富で面白いです。

 

 3. The Nation, the State, and Transnationalism

 講師:Ian Cowie 2年生向け

移民や愛、言語学、テロリズム、音楽など、他国家間での交流の拡大、グローバリゼーションによってもたらされるトランスナショナルな動きの影響をさまざまな視点から見ていきます。ヘーゲルのPhenomenology of Spilit(精神の現象学)の一部を読むなど、日本語でも難解な文章を読まなくてはならないときには厳しいものがありました。

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やるべき予習の量が多いので比較的負荷の高い授業です。授業中での発言やプレゼンも評価に関わるそうです。

正直言ってこの授業に関しては予習に手が回らず僕はちんぷんかんぷんなので、上に書いたような情報を書くので精一杯です。

先生はスコットランド出身で、かなりさわやか。ジョークもたまにどぎついことを言いますが的を射ていて面白く、学生受けはかなりいい先生だと思います。

 

BMIRで僕が受けている授業は、一橋の社会学部で僕が受けている授業とはかなり視点が異なります。とりわけ経済政策を扱う東アジアの政治経済の授業では経済成長を達成させる要因になった開発独裁や自民党一強体制を国家間の争いを制する上で重要だったとポジティブに捉えていることが多いです。どちらかというと非民主的な上からの支配を嫌う傾向のある一橋の社会学部の授業とは逆の視点で見ているので、最初はかなり新鮮でした。                                           

ちなみに中間試験では、1と2の授業で最低点と思われる点数を記録しました。                                        

偉そうに評価しときながら最低点です。なかなか悔しい。

 

Thai studiesの授業評価

タイのことについて学ぶThai studiesからは一つだけ、タイ語の授業を取っています。

 

Beginning Thai language(タイ語基礎)

講師:Nantana Ronakiat

タイ語基礎の授業は、タイ語を日本で全く学んで来なかった僕にとってはありがたい授業です。文法から声調、基礎会話、さらにタイ文字の読み書きまで1セメスターで学べます。

大人数のクラスなので発言して声調や発音が正しいか確認できる機会が少ないのがややネックですが、授業中の努力を怠らなければ語学学校に行くこともなくある程度必要最低限な会話はできるようになります。

先生はイギリスのエディンバラ大学で発音学のPh.Dを取っているらしく、Britishなアクセントでゆっくりしゃべってくれます。

先生が優しすぎる上に成績評価も甘いので、やる気がある人とだらけてしまう人の差は大きいです。

すぐにでも会話ができるようになりたい、と思う人は語学学校に行った方が効率はいいでしょう。

ただ、この授業のおかげでアメリカ人の友だちが増えたのでそういう意味でも取ってよかったです。 

 他にもSEASに週1回のタイ語の授業があります。レベルもさまざまあります。

 

IAC(International studies ASEAN-China program)の授業評価

IACは、Faculty of Liberal Artsの中にある学科で、東南アジアと中国の関係について学ぶ学科です。IACは新設二年目で、今は2年生が最上級生らしいです。この学部には他にもSEAs(South East Asian Studies program)やBAS(British and American Studies program)などの学科があります。

 

Communicative Chinese 3(中国語コミュニケーションレベル3)

講師:Siripetch

中国語がどうしても勉強したかったので、話を聞きつけてIACの授業を聴講させてもらうことにしました。基本的にはテキストを使って会話文を読んでいきます。

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先生はタイ人で、北京の大学のPh.Dを持っている方だそう。

一応英語で中国語を教える授業ですが、生徒は基本タイ人だけなので、たまに先生もタイ語を使います。中国語は読み書きに関しては日本人の方がタイ人よりは有利ですが、2年生なのに読めて聞けて発音できる生徒が多いので感心しています。

最初はレベル1を覗かせてもらいましたが、小学生のように漢字の書きとりなどをやっていました。いくつかレベルがあるので自分の合うものを選べると思います。

中国語の他にもミャンマー語、マレー語、ベトナム語、タイ語のクラスもあるようです。

 

 さいごに

僕の履修はこんな感じです。僕の授業に対する怠けっぷりが露呈してしまってまあまあ恥ずかしいのですが、タマサート大学の授業がどんな感じかわかっていただけたら幸いです。

難しそうに見えるかもしれませんが、留学生の評価はかなり甘いらしいので、タマサートに来る人には自分の取りたい授業にガンガン挑戦してほしいです。

では。