【タイ在住者向け】EDビザのすべて~エクステンションからリエントリーまで~
*2016年10月27日に一部追記
こんにちは、更新が遅くなりましたが、
シンガポール旅行に行っていて忙しかったのを言い訳にさせてください。
今回は、ビザについてです。
僕が持っているビザはNon-immigrantのED(教育)ビザで、大学への留学以外にも
タイの語学学校等に通うことでビザを取得できます。
ただ、語学学校に通うだけでもビザが取れることから、不法に滞在する人が多いらしく、EDビザの更新手続きが年々難しくなっているようであり、かなり複雑になっています。
いい迷惑ですね。
今回のブログは タイでEDビザを持つ人に絞った情報にします。その他のビザについてはわかりません。
タイのビザは年々厳しくなっているので、かなり複雑で僕も最近ようやく完璧に(?)理解したので、今後来る方がわかりやすいように紹介していきます。
今回はビザの取得方法等は割愛します。
タイ大使館のサイトを見てください。在京タイ王国大使館 - require document
ビザを取得してタイに渡航後にすべきことについて書いていきます。
その0 二種類のビザ
タイのEDビザにはSingle entry visaとMultiple ently visaの二種類があります。
Single entry visa
前者のSingleはビザ期間中に国外に出るとビザが無効化するビザです。
その際、出国がしたい場合はRe-entry permit(再入国許可)を事前にとってから出国する必要があります。
Multiple entry visa
一方で後者のMultipleは期間中何度も国外に出られ、入国後一年間の有効期限が認められているので、ビザに関する面倒はsingleに比べて少ないと言えます。
僕はMultipleを日本で取っていこうと思ったのですが、在日タイ大使館員にSingleを強く勧められたため、やむなくsingleで渡航しました。
なぜ彼がシングルを勧めてきたのか未だにわかりません。
また、大阪の大使館では日本に帰る予定がないとMultipleの申請が難しいようです。
その1 Visa extension ビザの延長
まず、Singleエントリービザを持っている場合
まず渡航後最初の90日以内にビザのextention(延長手続き)をしなくてはなりません。
extensionは、入国後60日以降から90日までの間にやらなくてはなりません。
もし申請をしないと、滞在1日ごとに500バーツ(約1800円)の罰金が課されます。
では、手順を見ていきましょう
①書類を準備する。
まずは所属する学校にextentionのための書類を用意してもらいます。
必要な書類
・申請用紙
・パスポート
・Departure card
・パスポートのコピー
(顔写真のページ・ビザのページ・Departure card・以前までのリエントリーのページ)
・顔写真
・料金1900バーツ(約6500円)
となります。
申請用紙は、すべて記入していくと安心でしょう。
移民局に着いてからでも時間はあるので書けますが。
Departure cardは、タイ入国時にArrival cardと同時に受け取る紙ペラです。
Arrivalcardを入管で渡したあと、Departure cardはそのままどこかにやってしまいがちですが、
これは必ずなくさないようにパスポートの間に挟んで保管しておきましょう。
Departure cardとそのコピーがextentionには必要です。
(申請時にこれがなくて警察署に行ってDeparture cardを新しく作らされるはめになってる人もいました。)
②immigration office に行く
まず、extentionのためにはバンコク中心部から北に10キロくらいのところにあるジェーンワッタナーWelcome to Immigration Division Iに行かなくてはなりません。
僕は友達5人とタクシーをシェアして行きました。(一台のタクシーに6人です)
まず、immigration officeはめちゃくちゃ混みあいます。
例えば、手続きが始まる朝8時半に現場に着いても、すべてを終わらせるのに16時まで待ったなんて話をよく聞きます。
それより遅くに到着すると次の日に持ち越しになったという話も。
なので、なんとしてもその日のうちに、そして早く終わらせたい場合は早起きをお勧めします。
なので僕らは朝5時に起きて6時に出発し、移民局に到着したのは7時前でした。
それでもすでにこれだけの人が列を作っています。
荷物を置いて順番を取れるのでこの間に朝ごはんなどを食べられます。
フードコートやカフェ、コンビニもあります。
44バーツ(150円)のカレー。まあまあ。
パスポートのコピーや、写真撮影もここでできます。
朝7時でも開いていました。
(コピー1枚2バーツ、写真4枚セットで100バーツ)
③手続きの開始
さて、8時半です。戦いの火ぶたが切られます。
8時半にもなると大量に人がいます。
中に入ると、まず受付に並んでExtensionをする旨を伝えます。
僕は10番のチケットを手に入れました。
(もし8時とかに到着すると、これが80番とかになるそうです)
15分ほど待つと10番は呼ばれ、担当者が書類を確認して、1,900バーツを払います。
(僕は覚えたタイ語で値切ってみましたが当然一蹴されました)
すると、新しいビザスタンプが押されます。
そのあとブースを移動して、Deperture cardとこれまでのリエントリーパーミッションのページ(あれば)のコピーを渡します。
これでビザのエクステンションは完了です。
これで僕は二学期目が終わったあとの2016年12月までタイに滞在できます。
早起きした甲斐もあり、良い順番を取れたので、Extensionは思ったよりさっと行きました。
その2 Re-entry permit(再入国査証)をとる
Extensionとごっちゃになりがちなのが、このリエントリーです。
Singleエントリービザで入国した場合、この手続きを経ずに国外に出ると、ビザは無効になってしまいます。
バンコクではリエントリー申請をできる場所が3つあります。
①immigration office
一応ここがメインです。多くの人は海外に行く前に移民局にきて、extensionと同時にリエントリー申請を行います。
僕もそうしました。
②スワンナプーム・ドンムアン空港
この2つの空港ではリエントリー申請を行えます。
つまり、この2つの空港から海外に飛行機で行く場合、
リエントリーのために移民局に行く必要はなくなるということです。
(混乱しがちですが、Extensionとは違います)
メインターミナルであるスワンナプーム空港では、出国審査の前、審査ゲートの一番左端でやっています。
LCCが多く発着するドンムアン空港では、出国審査の後、目の前の部屋でできます。
どちらも込み合っていたりスタッフがのんびりしていたりすることがあるので、
リエントリー申請をしたい場合は30分は余計にかかると見たほうが余裕が持てると思います。
僕はどちらの空港でもリエントリー申請を行いましたが、どちらも20分は待ちました。
※追記
③陸路国境
僕は陸路だとリエントリー申請はできないと思っていました。
しかし、カンボジアへ陸路国境越えをした際に、カンボジア国境でもリエントリー申請ができることが判明しました。
(僕が一度パスポートを紛失し、そのあと再申請したビザにリエントリー申請がされてなかったことでわかりました。出国の際に引き止められ、別の場所に連れてかれてリエントリーが申請されてないから、ここで申請できる、との旨を説明されました。)
おそらくシングルエントリーもマルチプルエントリーも両方可です。
必要な書類
・リエントリー申請用紙(ネットよりダウンロード可)
・パスポート
・パスポートのコピー(顔のページ・ビザのページ)
・顔写真(一応4×6ですが、リエントリーはサイズはあんまし問われません)
・料金 Single 1000バーツ
Multiple 3800バーツ
こんな感じです。
Extensionと同様に、フォームを埋めていくとスムーズに終わります。
どう書けばいいかわからないところは空港スタッフ等に聞けば大丈夫です。
移民局でエクステンションと同時にやる場合も、 それぞれの必要書類が必要になります。
その3 90日レポート(Notification of staying in the Kingdom over 90days)
僕はまだやったことがないので詳しいことは言えないんですが、
Extension以降は90日ごとに滞在している場所などの確認を行うために
レポートを提出する必要があります。
これはSingle であろうとMultipleであろうと同様です。
(90日が経つ以前に帰国するひとは問題ありません)
この場合も90日が経つ前までに移民局に行って書類を提出するようですが、
なんと90日の7-15日前であればネットでも申請できるようです。
さらに、郵送でもできます。こちらも15日前までに前もって郵送する必要があります。
これは便利。
90日レポートも同様に提出が遅れると2000バーツから5000バーツの罰金があるようです。
ただ、一度海外に出国すると日数が更新され、レポート提出期限は帰国した日から90日へと延びます。
これはありがたいですね。
僕はうまく旅行を組み合わせて、レポートをしなくてもいいようにできるよう頑張るつもりです。笑
さいごに
ひとまず以上です。それにしても本当にめんどくさいですね。不法滞在が多いので、滞在中のビザ関係の手続きは複雑で面倒になっています。
わからなくなったらひとまず身近にいる知り合いや担当者に聞くのが一番だと思います。
なにか疑問点があればぜひコメントをください。